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緒言(1ページ) 分子研リポート2011 | 分子科学研究所

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Academic year: 2018

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点検評価と課題 277

7.点検評価と課題

昨年度に引き続き G raham. F leming 教授(Univ.. C alifornia,. B erkeley,. US A )と柳田敏雄特任教授(阪大)に研究顧問 をお願いし,所全体の研究評価,研究体制についての提言をいただいた。また外国人運営顧問である S tephen.B erry 教 授(C hicago.University,.US A )と Peter.W olynes 教授(R ice.University,.US A )に研究活動評価等をお願いした。

G raham. F l emi ng 教授は光化学研究の世界的リーダーであるのみならず,現在 U C ,B erk el ey 校の研究担当副学長を 兼務されている。また L awrence.B erkeley.National.L aboratory(L B L )の副所長も務められた経験があり,世界の研究の 動向,研究の運営,施策に精通している。F leming 教授は2011年10月に約一週間,分子研に滞在し,各研究リーダー

(P I;教授および准教授)からのヒヤリングを行い,また各研究室を訪問し実際の実験のようす,装置の現状などを 視 察 し た。 前 年 度 か ら の 分 を 含 め る と,F l emi ng 教 授 に よ る 研 究 所 全 P I の ヒ ヤ リ ン グ と 評 価 が 完 了 し た。 ま た S tephen. B erry 教授は理論化学の先導者の一人であり,米国科学アカデミーの副会長を務めるなど,世界の科学動向に 詳しい米国科学界の長老である。2月7日から5日間分子研に滞在し,相当数の研究グループ P I からの研究ヒヤリ ングをおこなった。

両教授の,ヒヤリング,研究室訪問,分子研の運営・将来計画の検討にもとづく評価,提言は,本7章にレポート として掲載してある(ここに公開されているもの以外に,所長宛に非公開の個別 P I 評価がある)。そこには,全体の 研究レベルは相当高い水準にあり,特に,世界的に見ても飛び抜けたレベルにある研究グループが相当数あることが 示されている。しかし,所内研究グループ間(研究所外との専門的な協力研究は盛んだが)の共同研究が少ないこと, それが領域を乗り越えた大きな研究の展開を阻んでいる可能性があるのではないかとの指摘がなされている。これに 対して F l emi ng 教授からは,研究所内共同研究を盛んにする施策等,バークレイ校の研究改革の経験に基づく提言を いただいている。

これらの評価以外にも,各年度末(1〜2月)に,グループリーダー(PI,教授および准教授)による研究発表会(所 長ヒヤリング)を実施してきた。今年は,2012年度予算の決定が遅くなったため,この4月に,研究顧問の柳田敏 雄特任教授にも参加いただき,ヒヤリングを実施した。

(大峯 巖)

参照

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